代表挨拶

小さなグローバル企業を目指して

(株)東京メディカルコンサルティングは、皆様に支えられて創業12年目を迎えます。これまでの皆様のご支援に、心から感謝申し上げます。
大学卒業まで病院の社宅で育ち、仕事も医薬研究者・医療マーケティング分野と選んできたため、生まれてから病院と縁の深い人生を送ってきました。しかし、線維筋痛症を発症しキャリアアウトしたため、今度は患者の立場として病院と付き合い、難病患者の立場や社会的弱者の立場から医療や社会を観察することとなりました。

治験薬の対象患者に選ばれたことにより2年間の寝たきり生活から病状が劇的に回復したものの、会社就職は難しく、2010年に多くの人の協力により一人で小さな会社を立ち上げました。

この間、当社の事業は、ヘルスケア・メディカル事業分野で、１．海外展開支援事業、２．物流事業、３．感染対策の3領域へ拡大しました。
ヘルスケア・メディカル事業では、日本企業の海外での成功を願い、日本の秀逸なメディカル・ヘルスケア製品と企業の海外展開支援を行ってきました。
国際協力機構（ＪＩＣＡ）や経済産業省等のプロジェクトを、遠くは地球の裏側のブラジル、近くではアジア各国で実績を積み重ねておりますが、これらは日本で技術開発・製品開発のたゆまぬ企業努力を重ねてこられた日本企業の皆様のおかげでございます。

父が臨床検査技師であったため、初めて顕微鏡を覗いたのは4歳のころ。それから理系を目指して勉学し、大学時代から細菌・ウイルスとの本格的な付き合いは35年になります。今回の感染流行は、単に病気が蔓延しているのではなく、数世代に1度の「ゆっくり進む大規模自然災害」が世界規模で発生している状況です。医療分野の感染対策を、企業・組織の現場で実践できるよう『感染対策の方程式™＝情報ｘ(計画＋物品＋研修)』™という考え方を創造し、感染対策分野での経験を生かして適切な情報を無償で広める活動にも注力しています。

当社は社員１人１人を大切にし、小さなグローバル企業として社会に貢献させて頂けるような企業へとこれからも成長してゆきたいと考え、日々の努力を積み重ねてまいります。

来歴

（株）東京メディカルコンサルティング　代表取締役社長。
（公社）医業経営コンサルタント協会　認定医業経営コンサルタント／リスクマネジメントプログラム検討特別委員会　委員長／国際委員会　委員。
（一社）レジリエンス協会　常務理事。医療機器等総括製造販売責任者。
（大）東京農工大学元非常勤講師。リスクマネジメント協会　認定メディカル・リスクマネージャー。
（県）湘南高校卒。
（国）東京農工大学　農学部卒（バイオサイエンス／微生物の研究）。

スイスのタミフルを製造する世界最大の製薬企業（ロシュ社）で医薬品研究員として社会人人生を開始、　様々な微生物から医薬品のコアになる物質の探求を行う。次に、フランスのパスツール研究所にルーツを持つ医療機器・試薬の企業（ビオメリュー社）で、感染管理・無菌工場のマネジメント等を行い、PCR検査も手作業で行った。更に、米国シカゴ本社の世界トップ５医療機器・医薬品企業（バクスター社）では、感染対策製品を担当し、医療安全・医療事故対応、ISO・JIS策定や日本における薬事法（当時）大改正にも携わる。臨床検査技師の父から薫陶を受け、初めて顕微鏡を覗いたのは4歳のころ。

（株）東京メディカルコンサルティングを起業し12期目。日本の秀逸なメディカル・ヘスクケア製品と企業の海外展開支援を行ってきており、JICA／経済産業省等のプロジェクト多数実行している。災害時のリスクマネジメント（病院BCP／BCM)などレジリエンス分野でも活動。国内唯一の女性のハラル（イスラム教で「許されたもの」）コンサルタントでもある。経済産業新報にハラル記事連載中。